住宅ローンの返済が遅れるとどうなる?

住宅ローンの返済についてはあまくみている債務者が多いものです。
返済が遅れても、「いくらなんでも2-3回の延滞で競売はないだろう」
と思っている方は今でもかなりいます。
しかし、
2回延滞で致命的、3回延滞で絶望的な状態になるのが一般的と考えていいと思います。

一般的に3回延滞で事故扱い確定、保証会社があれば代位弁済にもちこまれることになります。
もちろん、代位弁済された時点で個人信用は俗に言うブラックとなっている。

仮に代位弁済後、元金と利息を返済したとしても
ブラック は消えません。
つまり、それで終わりではないのです。

どうしてか、おわかりになるでしょうか?

代位弁済時点で期限の利益喪失があれているので、
そこからは元金と利息以外に、遅延損害金という高金利の債務が突然発生することになるからです。

返済が遅れれば遅れるほどこの遅延損害金は大きく膨らみます。
なにせ、10%以上の高金利ですから。

それから、住宅ローン返済が遅れたまま推移し、遅延回数がふえていけば、自宅の売却を要求されます。
それを拒めば競売に持ち込まれます。
仮に、住宅ローンの対象不動産を売って返済して
住宅ローン融資を全額返済できなかった場合、残金はやはり返済していかなければならないのです。

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