返済が延滞すると突然現れる隠れた負債
住宅建設会社からの依頼で、住宅ローンに関するDVDを作るために
元NHK岡山の女子アナが進行をして、ホテル椿山荘東京で撮影をしたことがあります。
だいぶ昔のことですが、その中で「住宅ローンの返済ができなくなったら」というテーマで
お話をしました。
住宅ローンももちろんそうですが、銀行借入全般で
返済が滞納した場合、
1、担保不動産を売却して返済する
2、銀行に返済条件の変更をお願いする
というのが一般的な解決策です。
しかもこれらは、なるべく早く行ったほうがいいのです。
なぜなら、銀行借入の返済が遅れてそのままにしておくと
期限の利益喪失という内容証明郵便が届くことになり、
今までの割賦返済(分割返済)はその時点で
無効となり、全額一括で返済してくださいということになります。
そこまでだったら、担保不動産を売却すればことがすむと思う方もいるでしょうが、
問題は、その期限の利益喪失から
突然、隠れた債務、しかもかなり高利の債務が出現します。
それが遅延損害金というもので、年利十%は超えたものなのです。
これを住宅ローンの延滞を例に図解するとこのようになります。
返済が遅れて期限の利益を喪失すると、
その借入金は突然、高利の借入に変わるのです。