再生できる会社、むりな会社(2)

返済ができなくなった、買掛金の支払がきびしい、
仕入れができなくなったなど、破たんにいたるきっかけはさまざまですが、

まずは 有利子負債(おもに銀行などからの融資)と
自社との債務をとおしてみた関係を理解することが必要なのです。

なぜかというと、
自社のマトリックス上の位置で大きく今後の対応策が異なってくることになるのと、
再生の難しさが違うからです。

たとえば
↓ このようなステージにある会社
(期限の利益は喪失していないが、融資返済は遅れがちで、資金繰りが大変苦しい赤字会社)
を再生する場合、融資と言う債務をどうにかしなければならないということと、事業を黒字にしなければならないという
2つのことを早急にしなければならないのです。

時間がない場合は、実現可能性が高いとはいえない事業再建計画を作り金融機関にもっていって
リスケが行われたとしても
事業自体が黒字化できず、やはり資金繰り逼迫し、倒産ということが極めて多いのです。

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むしろ ↓ のようなマトリックスに位置する会社のほうが
再生の可能性はあるのです。

期限の利益は喪失していて、新規融資は不可能だが黒字 のこのケースだと
債権者と債務者の利益が一致するような計画を作り、実行すれば
けっこう銀行側も理解を示してきます。
じっさいに、今継続して支援している企業も
このマトリックスの企業だけです。

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これでご理解いただけると思いますが
再生できる会社の判断基準は「黒字」かどうかと
時間なのです。

再生できる会社、むりな会社(1)

経営破たんしても再生できる会社、むりな会社があります。

最終的には、会社・事業の現状、財務内容、借入金、担保不動産の状況、そして 経営者の資質
で決まるのですが、

まず、判断すべきことは、このマトリックスのどこにあてはまるかによって決まっていきます。
ちなみにこれは、僕が「社長さん! あなたの資産と会社を守る最後の一手、教えます! [こう書房・単行本(ソフトカバー)]1,680円 」
という本を書いたときに作ったものです。

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このマトリックスのどこに、その会社が当てはまるのかで
再生しやすい、再生できるの判断の指針になります。

たとえば、このステージ↓ にいる会社は
破たん状況に遭遇していても再生の可能性が大きいことは理解できると思います。
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ぎゃくに、
このステージ↓ にいる会社はもはや手遅れという可能性がきわめて高いというのが
ご理解いただけると思います。
もちろん例外も中にはあるので精査しますが…
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まず、このマトリックスで自分の会社がどこに位置するのかを正確に
理解することから、再生させる、させないの判断が始まります。