会社が倒産する原因は、資産にある(2)

「会社が倒産する原因は、資産にある」 と書くと、「どうして?」という答えが返ってきそうだけれど
じっさいに 資産が会社をつぶしているのだからしょうがない。

一定額の銀行融資をしてもらい事業を展開する経営者は多い。
日本の中小企業の多くが自己資本が少ないといわれているが、
消費税の問題だとか制度上の問題点があるから資本金を多くできなことや
じっさいに資金があまりなくて創業することも事実なのだ。

一度銀行融資をしてもらい企業を大きく出きれば
さらに増加運転資金が必要になる。
借入金は負債だからバランスシートの貸方に来て、
赤字でなければその分借方が増加する。

借方が資産と言われるものなのだが、仮にこのようなバランスシートの
会社があったとしよう。

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現金預金は10万円しかないが、売掛金は8900万円もあるのだ。
でも損益を見ると売り上げは5000万円

これ、どうみても売掛金は8900万円のうちのほとんどが回収できないはずだ。

回収できないから支払もできない。しかたなく銀行に担保として自宅をさしだし長期融資を
してもらう。

バランスシートに大きな資産があっても形だけのことも多いのだ。

売掛金でいえば売先が1社に集中しすぎてこのようになるケースが多い。

だから、資産を管理することが社長にとって必要になるのだ。

会社が倒産する原因は、資産にある(1)

会社が倒産する原因はなんだろう? と質問すると
資金繰りの悪化とか、売り上げの低迷とかの答えが返ってくるのが一般的だ。
ところが資金繰りが悪化しても、銀行融資で対応して持ち直す会社もあるし、
売り上げが低迷しても業務改革を行い固定費を減らして何とかやっている会社もある。

もうかれこれ5年再生にかかわっている会社など、売上が5分の1になっても
借入で対応してその場をしのぎ、今では業績が悪化したまま、
借入金より預金のほうが多くなってしまった。

じつは、
会社が倒産する本当の原因は 「資産」 なのだ。

そういっても
すぐに理解できる方は少ないだろうから
まず1回目としては
資産が変化することによって倒産する事例について書こうと思う。

資産が変化することで倒産する会社とは
大きな不動産がないと事業そのものが成り立たない業種だ。

たとえば、工場やカーディーラー、タイヤ販売店、
といった業種だ。

ガソリンスタンドもこの系統に入るが
後に書くが、少しちがったいみをもってくる。

これらの業種は不動産を会社で所有してそこで事業を展開するが
(賃貸ということも考えられるが)、
その価値が下がることによって銀行融資の限度額が減らされることになる。

彼らの多くがその不動産を購入するときに銀行融資で対応しているものだから、
その不動産価値の下落でいきおい新規の借り入れができなくなるちうことなのだ。

この状態の多くは債権と債務のバランスでいえば債務超過と言える
つまり  借入金 > 資産
だから 「もう融資は出せませんよ」ということなのだ。

この場合の解決策はたったひとつだけ。
利益率の改善 なのだが、
工場やカーディーラー、タイヤ販売店で「既存のやり方を変えてやろう」
などと考えても途方に暮れるだけ、あるいはハナからそんなことを考えるわけもなくて
借入ができずに資金繰り破綻し、倒産してしまうのだ。

前述した5年再生にかかわっている会社は、売上が5分の1になっても
業績が悪化したまま再生でき、今では借入金より預金のほうが多くなってしまったのには
利益率が関係していることは言うまでもないのです。

会社が倒産する原因は、資産にあるのです。

債務超過を時間的にみるとこのような状態です ↓

saimucyouka