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銀行融資をうけるために架空売上を計上して黒字化するという会社を
融資を担当していた頃はみかけることがあった。

銀行の融資担当が架空売上の計上を見抜けるかといえば
そうとも言い切れない。毎年決算書しかもらわなければわからないままということもありえる。

決算書の売掛金の内訳書に毎期、同じ会社で同じ金額が記載されていれば
それが回収できない売掛金であることは推定できるが、だからといって架空売上と言い切ることもできない。
貸し倒れ債権とも考えられるからだ。

一般的に赤字の会社が黒字にみせかけるためには、架空売上を計上するか架空在庫を計上する
のだが、要は資産を増やすということに行き着く。
しかもこの資産は実体のない資産、不良資産といえる。
もちろんその他の資産を増やすことでも黒字化はできるが、架空資産または
それに準じるものになるわけだし、その他の仕訳科目が大きく増加すれば
目立ちやすい。

これら架空資産を見つけるためには
元帳を見せてもらい、あやしい売掛金の未入金経過の記録を確認し、
在庫をじっさいに確認、納品書の仕入れ単価から棚卸のしなおしを行えば
「架空」が露見することになる。

ところが、どうやってもばれないだろうという
売上というのも存在する。

IT関係でソフトをWeb上で個人に売る会社の場合
カード決済ではなく振込みで
支払ってもらうようにすれば、架空の売上かどうかさえわからない。
自社開発のソフトなら仕入などから調べることもできず
架空であることがきわめてばれにくくなるのだ。